2007年8月12日日曜日

身近な自然 家の樫の木にコクワガタ

わたしの犬山市内の生家には樫の木があります。いつからあるのか自分でも記憶がないため、おそらくわたしが生まれる以前からあったのでしょう。



この木には、毎年、クワガタやカブトムシが姿を見せてくれます。普通の住宅街にあるため、子どもたちが朝早くラジオ体操の帰りに来ては、のぞき込んでいます。





そのため、わたしも気になって時々のぞいています。今日夕方久しぶりにのぞいたら、体長2.5~4cmほどのコクワガタの個体が5匹確認できました。オス3匹にメス2匹です。



樹液がしみ出ているところにオス、メス各1匹仲良く並んでいましたが、最初の写真は、オスが警戒して樹木の裏側へ隠れてしまっので、メスだけの写真となりました。




そこで、反対に回って写そうとしたのですが、どうにもこうにも枝葉が邪魔になってフラッシュがうまくあたりません。



別の個体がいないか探していたら、運良く枝の間に隠れているオスを2匹を見つけました。なかなか出てこないので、半ば強制的に顔を出してもらって写真撮影に協力してもらいました。




最後にもう一度樹液がしみ出ているところを見ると、オス、メス各1匹が仲良く並んで樹液を吸っていました。ここにもう1匹オスがいると、ケンカが始まります。我が家と違い、コクワガタは、メスにはやさしいのです。



コクワガタは、都市部の公園、神社等のわずかな林など、かなり悪い環境でも生息しています。基本的に夜行性ではありますが、日中でも日差しの強くない所では活動をしていることがあります。家の樫の木は、葉が均等に樹木全体を覆っており、幹が日陰になっているため、昼間でも活動しているところを見ることができます。

みなさんも、家の樹木をのぞいてみると、案外コクワガタがいるかもしれませんよ。特に、クヌギ、カシ、ナラ、ヤナギ、オニグルミなどの木のある家は、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。